新着情報

NEWS RELEASE 新着情報

2023年03月

うれしい・悲しい・うれしい

今日は、感情が揺さぶられる出来事が多い日でした。

人生の新たなるステージへ進む道が開ける連絡が届き、

喜びと期待に胸を膨らませておりましたところ、

2カ月くらい前から計画していて、

本当に本当に楽しみにしていた両親との小旅行を、

キャンセルせざるを得なくなることとなり、

悔しさと悲しさで両親の顔がまともに見られなくなるほど落ち込み、

夕飯も食べずに帰宅し、

まるで、小学生のように一人で泣きじゃくっておりました。

 

しかし、激しく泣いている自分の傍らに、

どこか冷静に自分を客観視している自分も居て、

「昔の自分だったら、物分かりのいい大人を演じて、

感情を押し殺してたよな~。

よくこんなに感情を出せるようになったよな~。

泣きたいんなら、思いっきり泣けばいいじゃん。

1人なんだから気にしないで思いっきり泣けばいいじゃん」と、

自分に語りかけているのです。

1人で泣いていたら、今度は無性に寂しくなってきて、

「誰かにこの悲しみを分かってもらいたい、

ただただそばに居てもらうだけでもいい、

話を聴いてくれるだけでもいい。」

そんな想いになっている自分にも気が付きました。

普段、1人で居ること、1人で行動することに対して、

皆無と言っていいほど、「寂しい」と感じたことがない私ですので、

「これはかなり心のダメージが来ているな」と、

自分を冷静に分析する自分も居て、

息子にSOSを出したのでした。

昔の自分なら例え家族であっても、SOSなんて出さなかったでしょう。

そもそも、誰かに助けを求めることは迷惑になるからダメなこと。

という思い込みがあったので、SOSを出すなんていう概念もなかったと想います。

 

しばらくしたら、ラインの折り返しをくれた長男。

話を丁寧に聴いてくれ、私の気持ちや、どうにもならない状況を理解してくれました。

それだけでも気持ちがすっきりしたのに、

「今度、母親とじいちゃんと俺で旅行に行こうよ。前この3人で旅行に行ったことあったよね。

あの旅行、楽しかったじゃん。あの時は高校生で車の運転できなかったけど、

今度は俺の運転で連れて行ってあげるよ。そしたら、じいちゃんも、母親も楽できるじゃん。」

と・・・。

息子の励まし、優しさがうれしくてうれしくて、

さっきまでの悲しみが嘘のように吹っ飛んでいきました。

 

その感情を味わうか?手放すか?

その感情をどう扱うか?どう対処するか?

自分の感情を客観視する「間(ま)」が、

それを考えるゆとりを生み出すのかもしれません。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

 

 

  • Category:感情
  • Author:mind-labo

焦りと不安と楽観性

就職活動は順調に、

応募 ➡ 選考 ➡ 面接 ➡ 不採用

を繰り返しております(^^;)

正直、不採用の連絡を頂いた時には、

がっかりしますが、

この経験には意味がある、

必要な経験なんだという思考回路が働き、

むしろ順調なんだな~と楽観的であったりもします。

 

なぜ、楽観的でいられるのか?

要因は大きく3つあると考えます。

 

①最低限の衣食住は守られている

下の子も成人し、

自分一人が暮らしていければよくなったこと、

長野には土地も住む所もあるから、

最悪ダメなら戻ってくればいい。

仕事が見つからなければ、社会保障もある。

(日本はありがたいです。)

 

②この3月は試練の時ということを教えていただく。

少しスピリチュアル的ですが、

占星術の世界では、この3月は試練の時とも言われているそうです。

ということは、流れ通りですよね。

占星術を信じる信じないは別として、(私は信じますが)

私の今の状況を心配してくださる方が知識提供してくださった、

そのこと自体がうれしいですし、愛を感じます。

その愛こそが、楽観的でいられる真の要因かもしれません。

 

③自己信頼度が高い

自己肯定感の要素の1つである、自己信頼。

8年という歳月の中で、自分との間に結んだ信頼関係。

自分は自分を裏切らない。

自分は自分を大事にしてくれる。

どんな時も自分は自分の味方。

こういった想いが、土台にあるから。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

自分に対する前提

皆さんは自分に対する前提を意識したことがありますか?

 

40代前半までの、私の自分に対する前提(セルフイメージ)は

「私は人から優しくされるに値しない人間」

であったと自己分析します。

 

8年前の私は、

人の応援や励ましを感じ取る能力・受け取る能力が著しく低く、

人を信頼する力、信頼できる仲間との出会いや交流も極端に少なかったです。

なぜそうであったか?

自分に対する前提が、自己卑下、自己不信であったからです。

私なんて、人から大事に扱われるわけがない、

私なんて、人から好かれるわけがない、

私なんて、どうせ・・・が枕詞になっていた当時の私は、

例えば誰かから優しい言葉をかけられた時、

私みたいな人に何で親切にしてくれるんだろう?

気を使わせてしまって悪いな。

この人よっぽどいい人なんだろうな。

社交辞令で言ってくださってるだけだよね。

そんなセルフトークを無意識に繰り広げ、

素直にその優しさを受け取ることができていませんでした。

ありがとうより、すみませんの気持ちが強かったです。

 

人からの優しさを素直に受け取れると、

それがパワーの源となって、

モチベーションが上がったり、

パフォーマンスを高めたり、

自己肯定感が上がったりとメリットが多いです。

これを受け取れていなかったのは、

非常にもったいなかったですし、

相手に対しても、失礼だったな~と想うのです。

しかし、当時の自分は、自己卑下が当たり前すぎて、

それを問題とも思っていませんでした。

 

ネイティブにそれに気がつけばいいのですが、

気付くにはやはり「きっかけ」が必要です。

そのきっかけの一つに「学び」があると私は考えます。

というより、実際にそうでした。

学ぶこと、学び続けること、日常でも意識していればできます。

そのコツ、そのきっかけを提供していくこと、続けていきたいです。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

皆様の喜びに繋がりますように・・・

 

MindLabo代表 山本智香子

 

 

パワーの源

新しいことを始めたり、計画したりするときのパワー。
皆さんはどこから湧きますか?

今私は、正社員という居心地の良さを手放し、
新たな道を歩み始めようとしています。

8年前のちょうど今頃、

正社員になりたい!!という強い願望から、

就職活動をしておりました。

そして、2カ月という長い就職活動にピリオドを打ち、

現在退社が決まっております会社に8年間お世話になった次第です。

当時の自分を客観視すると、

保守的で安定を望み、未来への不安が大きかったな~と想います。

そもそも、なぜ正社員にこだわったか?

その理由の1つに、「安定」があったのだと想います。

 

そんな私が、8年の間、マイメンターを師に

マインドセットコーチングを学び続けたことより、

未来への不安より希望の方が大きくなり、

変化を受け入れ適応していこうというスタンスに変わりました。

 

50歳の転職かつ転居は、正直、エネルギーが要ります。

でも、自分の気持ちに嘘はつきたくなかったので、

行動に移しました。

8年前の私であったらしていなかった行動でしょう。

 

このパワーの源はいったいなんなのか?

大きく3つあると考えます。

 

1つ目は、先ほども申しました通り、

8年間の学びにより、考え方、生き方のスタンスが変わったこと。

 

2つ目は、自己信頼度(自己肯定感の要素の1つ)が上がり、

「自分なら出来る、なんとかなる、大丈夫。」という気持ちが強くなったこと。

 

3つ目は、心の支えです。

応援し、励ましてくれる、家族、師、仲間。

この存在が非常に大きいです。

8年前の私は、

人の応援や励ましを感じ取る能力・受け取る能力が著しく低かったですし、

信頼できる師・仲間との出会い、交流も極端に少なかったです。

何で、そうであったか?

明日の、ブログでお伝えします。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

 

 

 

就職の前祝い

現在、次男が住む東京のアパートに来て、

東京での仕事探しを楽しんでおります。

求人に応募しても、

履歴書提出にまで至らないこともあるので、

「履歴書を提出してください。」

と言っていただけるだけでもありがたいですし、

ましてや、面接や職場見学までしていただけるとなると、

それだけで喜びを感じます。

今まで、赤坂、目黒、日本橋・・・と

様々な企業の面接に訪れましたが、

その街それぞれの雰囲気を味わったり、

特徴を観ることも楽しみの一つとなっております。

 

次男とは、生活のリズムが異なり、

東京に来てから、

あまりご飯を一緒に食べる機会がありませんでしたが、

翌日次男のバイトがお休みなのと、

いつもより、帰宅する時間が早めだったので、

「今日の夕食は外食にしよう!」

と数日前から約束しておりました。

 

家を出る前に、

「満月がきれいですよ」と

マイメンターからLINEをいただきました。

夜空を見上げると、

煌々と輝く月の姿を観ることができました。

 

次男と待ち合わせ場所で合流し、

以前訪れて美味しかった、居酒屋さんへ行きました。

息子ビール、私ワイン。

私の就職先が決まった前提で

「乾杯!!」

 

美味しいお酒とお料理をいただきながら、

東京暮らしの先輩である次男から、

東京での仕事の見つけ方、面接の受け方などを、

ご指導いただいたのでありました。

 

2軒目のお店を出て、ふと夜空を見上げると、

駅の方向に満月が移動していました。

今回の満月は、

「新しいことへの着手」

というメッセージも含まれていたらしく、

次男と2人でこの満月を観ることができたのも、

偶然ではないような感じがしております。

そして、

2人の門出を応援してもらえてるようにも感じるのでありました。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

 

 

 

相手を想って臨んだ勉強会

今日は、勉強会のファシリテーターを務めさせていただきました。

私が担当したテーマは「お金」

どんなテーマを扱ったら、

勉強会に参加してくださる方々が、

必要とするより多くの、気付き、学びが得られるのか?

それが、個々の成長や、チーム全体の成果に繋がったら、

チームのためにいつも全力を尽くして支援くださっているリーダーは、

きっと喜んでくれるだろう。

そんな想いを胸に、

タッグを組んで、今回の勉強会のファシリテーターを共に務めた、

心友であり、学友でもある仲間と、

準備を重ねて臨んだ勉強会でした。

 

参加してくださった方々の、

向上心や、共に学び、共に成長しよう、

というスタンスに助けられ、

勉強会は大成功!

ありがたいことに、

最後の1時間は、マイメンターによるスペシャル講座もありまして、

沢山の、気付き、学びをお持ち帰りいただけたのでした。

(もちろん私もお腹いっぱい受け取りました。)

 

勉強会の最後に、

講師として人前に立ったことが1度もなかった自身を、

ゼロから指導してくださったマイメンターから、

「ファシリテーション力がかなりのレベルまで上がっている」

と、フィードバックしていただきました。

自分自身にそういう自覚がなく、

むしろ、まだまだ下手だなーと想っていたので、

企業研修講師を生業としている師匠からの承認は、

非常にうれしく、自信にも繋がるのでした。

ちょっと照れ臭い気もしますが、

師匠のおっしゃることなので素直に認めようと想います。

 

充実した時間を共に創り上げてくれた

マイメンターと仲間の存在に感謝するばかりです。

ありがとうございました。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

 

 

 

日帰りの帰省で得たパワー

3月10日(金)は父親の誕生日です。

81歳になります。

先月、母の誕生日にケーキを買って実家へ行き、

父、母、私の3人で一緒に食べました。

とても喜んでもらえ、

自分もとても楽しくて幸せな気分だったので、

父の誕生日も同じようにしようと思っておりました。

しかし、東京での新生活をスタートさせるため、

東京にて、仕事探しをしている現在。

平日は、東京での就活の時間に充てたい。

もしかしたら、3月10日に実家へ行かれないかもしれない。

そう考えた時に、ふと、明日、実家へ行こう!!

という気持ちになり、

「ケーキを両親と一緒に食べる。」

という目的で、日帰りで長野へ帰省しました。

80過ぎの両親と、

誕生日ケーキを食べられる幸せを嚙み締めました。

 

ケーキを食べた後、こたつでお茶を飲みながら、

東京での仕事探しの進み具合など話しました。

正直、断られてばかりなので、

不安な気持ちもあったのですが、

不安や心配ごとは敢えて言わず、

「東京にはいろいろな仕事があって、

ダメだったとしても、次から次へと仕事を紹介してもらえるんだよ。

面接に行くだけでも、東京の知らない場所を知れたり、

某有名会社さんの職場に行かれたりもして楽しいよ。」

といった内容の話をしました。

 

帰り際母が、

「そんなに焦らなくても大丈夫だから、

自分が「良い」と想ったところに決めな。」

と一言、言ってくれました。

母はいつも、私の心の奥を察してくれています。

私の中の不安や焦りを分かってくれていたようです。

やはり母にはかないません。

 

母親の愛に感謝するとともに、

明日からまた東京で頑張ろう!!

と英気を養ったのでした。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

 

誰を喜ばせる?

自己否定感満載で生きていた頃の私は、

心の底から「喜び」を感じることが、

極端に少なかったように感じます。

 

しかし、8年前マインドセットコーチングと

出会ったことがきっかけで、

自分を楽しませてもいいんだ、

自分を心地よくさせてもいいんだと、

自分自身に許可を出せるようになり、

現在では、

自分を喜ばせることが自然とできるようになりました。

 

それまでの私は、

他人の目や、社会的な常識に囚われたり、

自分のことより周囲のことを優先しなければならない、

という固定観念に縛られ、

自分の気持ちは後回しにすることが当たり前となっていました。

そんな私であったため、

最初のうちは、

自分ばかり楽しむのは

どこか気が引ける、

なんか後ろめたい、

なんか悪い気がする。

そんな想いに苛まれることもしばしばありました。

そんな私でしたので、

罪悪感を抱かずに、

自分で自分を喜ばすことができるようになるまでには、

結構な時間が必要でした。

 

自分で自分を喜ばせることができるようになると、

心にゆとりができるのでしょうか?

誰かを喜ばそう、喜ばせたい、

という気持ちが芽生えてくるようになりました。

そこで、一日の初めに

「今日は誰を喜ばせる?」という質問を、

自分に投げかけるようにしてみました。

 

すると、特別「今日は絶対に〇〇さんを喜ばせるぞ!!」

と意気込んでいるわけでもないのに、

頭の片隅になんとなく朝の質問の意識が残っているのでしょうか?

「〇〇さん」と決めた人と、

楽しい会話ができたり、

些細なことで〇〇さんが喜んでくださったりします。

もちろん、意識的に〇〇さんと決めた人が、

喜びそうなことを考えて行動することもあります。

 

誰かの喜ぶ顔が観られると、

またそれも、自分の喜びへとつながって、

喜びの連鎖になります。

 

いつもイライラしているか、落ち込んでいるか、

のどちらかだった頃の自分に伝えてあげたいです。

まずは、自分を喜ばせる努力をして!!

そうしたら、自分が大事にしたいと思う人を

喜ばせる余裕ができるよ。

と・・・

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

 

 

 

 

 

心のゆとりを意識する

2年前に上京した、次男曰く

「東京で働くのって結構大変なことあるよ。」

 

その言葉の意味が少しわかってきた気がします。

単に、仕事の大変さを言っているのかと想っていました。

でも、地方であろうが、都会であろうが、

新しい仕事を覚えたり、

新しい仲間と信頼関係を築いたりすることに、

大差はありません。

仕事を探すということに関しては、

長野より格段に、

希望の条件に合った仕事が沢山あるというメリットもあります。

 

 

ここ2~3日、新しい働き先を決めるため、

面接を受けに行ったり、応募する仕事を検索したり、

お仕事を紹介してくださる営業の方とお話をしたり

などして過ごしておりました。

人混みの中を面接に向かったり、

営業の方と主に条件のところでの話をしたり、

狭ーいアパートで、一人黙々と、

賃金や、通勤時間などの羅列を観ているうちに、

どんどんどんどん「条件」を観ることにのめり込んでいき、

本当に自分がそこで働きたいのか?

という観点が抜けていたことにも気が付きました。

 

長野では、職場の窓や通勤時、実家の庭から

北アルプスが見え、

ちょっとゆっくりしたいなと想えば、

山、川、緑いっぱいの大きい公園など、

当たり前のように自然が溢れ、

その環境を使い、

自分の心にちょっとした間(ま)を持てていました。

改めて、長野では、「自然が豊富」という環境に恵まれていたな

と感じるのであります。

 

しかし、都会には、そういった環境が少ないです。

自分でより意識的に、

心のゆとりを持つように心がけないと、

スピード、損得など、

「思考」寄りになってしまいます。

「思考」寄りになってしまうことのデメリットは、

40代前半までの自身の人生で、

嫌と言うほど味わいました。

 

長野出身の次男が感じる「大変さ」とは、

心のゆとりを持つ、自分を保つ、

こういった意味も含まれるのではないかと想うのです。

(恐らく彼は、感覚的に言っていると想うのですが・・・)

 

「心のゆとり」

都会では、具体的にどう持てばよいでしょうか?

今一つ気が付いたのは、

「歩く」ことです。

駅1つ分くらいの距離を歩くと、

時間の流れがゆっくりと感じられます。

空を見上げれば、自然も感じられます。

人々の日常、生活を想像したり、

自分の今の気持ちと向き合えたりもします。

 

それぞれの環境で、それぞれのやり方で、

「心のゆとり」

を持つ努力は、自分のためにしてあげたいものです。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

 

 

 

 

自己肯定感という言葉の概念

私は今、自己肯定感の提唱者とされる、

高垣忠一郎著

悩む心に寄り添う 自己否定感と自己肯定感 (新日本出版社)

を読んでいます。

 

冒頭から、

私もこれを伝えたい!!

それが前提ですよね!!

ということが的確に言語化されていて、

感動で涙が溢れるのでありました。

 

まずは、心理カウンセラーとして多くの人の声を聴いてこられた、

著者が名づけ提唱するようになった「自己肯定感」という言葉は、

「自分が自分であって大丈夫」という信頼と安心の感覚

という概念のもと提唱されています。

 

そして著者は、

自己肯定感という言葉の意味に気をつけて欲しいとおっしゃっています。

 

人間の自己肯定感は、存在丸ごとの自己肯定感

ー自分が「あるがままの自分であって大丈夫」という感覚ー

でなければならない。

そうではなく、人間の、

ある部分的な能力や特性の評価に基づいて自分を肯定する自己肯定感は、

いわば、「人材=誰かの道具」としての「自己肯定感」に変質してしまう。

中略

その人が、人材として役に立つために身につけた、

ある部分的な特性や能力を評価して肯定する「自己肯定感」は、

その人の「できるところ」「使えるところ」を認めてやり、

時には褒めてやって「高める」ものであって、

その人の使用者にとっての都合のよい「自己肯定感」にもなるものだ。

「自分だってこんなふうに役に立ち、『使える人材』として認めてもらえる。

褒めてもらえるのだぞ!」という「自己肯定感」が何のために必要であり、

どいういう価値を持つ自己肯定感なのか?

ーそのことが問われるべきだろう。また、そのような「自己肯定感」という言葉が、

世の中に拡がっている意味を考えなければならないだろう。

中略

なにより、こうした「自己肯定感」は、役にたつところがなくなることで、

「自己否定感」に容易にひっくり返ってしまうのではないだろうか。

 

引用元:高垣忠一郎著

悩む心に寄り添う 自己否定感と自己肯定感 (新日本出版社)

 

心の中が自己否定感満載で生きてきた、

かつての自分に伝えたい、考えてもらいたい文章です。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。


MindLabo代表 山本智香子