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心の空虚の原因を探求する重要性

私は小学校5~6年生ころまで、学校で自己主張が激しい子でした。
日常はもとより、学級会や、200人を超える学年集会でも、
自ら手を挙げて発言するタイプでした。
クラスメイト(特に男子)とは言い合いになることもありました。
でも、その言い合い(議論)こそがしたいという気持ちもありました。
だから、議論をとことんしてくれる人を探していたのかもしれません。
寂しかったから・・・。
そんな、自己主張が激しかった自分を抑圧するようになったのは、
クラスや仲間から浮いているな~と感じたときでした。
実際に、誰ともつるんでない時期もありました。
というより、気付いたら、誰からも相手にされていなかったのです。
(と感じていただけかもしれませんが・・・)
それは、なぜだろうと考えたときに、
自分の意見を言いすぎたせい(自己主張が激しいせい)だ、
と自分の中だけで答えを出しました。
その答えが真実かはわかりません。
実際にクラスメイトに聞いたわけではないので・・・。


その数年後の中学生の時、
自分の意見を押し殺すようになった決定的な出来事がありました。
別に犯罪に巻き込まれたとか、いじめにあったとかそういったことではないのですが、
私にとっては、その、たった一言、数分の出来事が、
目の前が真っ白になって何も見えなくなるくらいショックでした。
やっぱり自分の意見はおかしいんだ。間違っているんだ。と・・・。

それから、約30年の間、その時のできごとや、
その時に感じた、屈辱感、羞恥心、心の傷を誰にも話さずしまい込んでいました。
恥ずかしくて話せなかったのです。
しかし、8年前メンターと出会い、過去の自分の人生を振り返る時間が与えられたとき、
この時の出来事を思い出しました。
もしかしたらこの出来事が私の人生に悪影響を与えているのかもしれない、
メンターになら話せる、この人ならちゃんと聴いてくれると想い、うち開けました。
やはり、その出来事は影響しているとのことでした。
メンターから考え方のアドバイスをいただいて、
その出来事と向き合えるようになり、受け入れることもできました。
向き合えるようになったからこそ、
あの時自分が感じた気持ち、考えたことを思い出すことができたのです。

心理学者の加藤諦三先生はその著書の中で、
『自分の心の空虚の原因を探求していこうとすることで、本来の自分をつかめるのではないか。それが同時に、いかに生きるべきかの発見にもなる。』とおっしゃっています。
引用:加藤諦三著 自信 三笠書房

私はまさに、この通りになりました。

私の空虚の原因は、自分の意見を抑圧するようになったこと。
それにより、いつの間にか自分を偽って生きるようになったから、
本来の自分と偽りの自分との間に深い溝ができ、その溝が空虚感となっていた。
そして、本来の自分で生きるべきであるという発見につながり、

自分らしさをかなり取り戻した今の私がいます。

8年間、メンターの力をお借りしてやってきたことが、
心理学的に説明され、言語化できたことで、

こういうことだったのか~!!!と
これまでより、より一層、納得感が得られたのでありました。


メンター、加藤先生ありがとうございます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

MindLabo代表 山本智香子