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自分で選んでいく時代

今、TVerで日本テレビで放送されているドラマ、

「こっち向いてよ向井くん」を観ております。

連続ドラマは自分の推し以外の人のものを観ることは、

あまり沢山は無いのですが、

たまたま職場の人に勧められて第一話を観たら、

おもしろかったので、続けて観ております。

 

ドラマの中で、主人公の妹さんが、

夫婦の在り方について疑問を抱き、

お母さんと話し合っているシーンがありました。

主人公の妹さんは新婚さんですが、

夫婦が同じ姓を名乗ることや、

婚姻関係に縛られることへの疑問、

「夫」「一家の大黒柱」という肩書によって、

その人の「らしさ」みたいなものが薄れることへの違和感、

について想う所をお母さんに打ち明けていました。

それに対してお母さんは、

「お母さんは、そういうことに疑問を抱かなかった。

お母さんの時代は、結婚する年齢が来たら、

結婚して、子供を産んで・・・

というのが当たり前だったから、疑問が湧かなかった」と。

「今の若い人は、そういうことを深く考える。

いろいろな生き方ができる時代だから、

その分考えることも多くなって大変だなと思う。」

というニュアンスのことも言っていました。

 

確かに。と想いました。

 

私たちの若い頃は、

結婚適齢期が来たら、

当たり前のように結婚して、

当たり前のように子供を産んで、

当たり前のように女が家庭を守って・・・

それに対して、例え何か違和感があったとしても、

「当たり前」という一言で、

それ以上思考を働かせることはなかったと想います。

少なくとも私はそうでした。

 

物事を選択することにはエネルギーが要りますので、

一択の人生を送ることが当たり前だった時代は

そういった意味では楽だったかもしれません。

しかし、

「当たり前」の一言で簡単に決めてきた分、

自分の気持ちと向き合ったり、

自分の特性を観るという機会も、

今の若い人に比べたら、

格段に少なかったように想います。

 

「当たり前」で生きてきた私たち世代は、

「当たり前」の一言で簡単に決められない多様化の時代。

今の若い人以上に、大変な面もあるかもしれませんね。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子