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不幸の本質

目覚ましをかけずに迎えた土曜の朝。

ぐっすり眠れ、心身ともに快調。

11月の動画配信に向けて、

インプット、アウトプットを繰り返す一日でした。

そんな中、今はまっているのが、

心理学者の加藤諦三氏。

加藤諦三さんは、

ニッポン放送のラジオ番組、テレフォン人生相談のパーソナリティーを

1972年(偶然にも私が生まれた年)から51年続けておられ、

その相談件数は1万件を超えるとのこと。

その実績もさることながら、

知識量、知識の深さが、半端ではなく、

専門分野である、精神衛生や心理学の研究を突き詰めてこられたんだなということが、

伝わってきます。

実際に、アメリカにいらっしゃるとき、

受刑者の心理を研究するために、命がけで刑務所に通い続けた。

という経験もお持ちとのこと。

そんな諦三氏の書籍や動画で発言されていることは本質をついており、

Mind Labo好きの私にとって興味津々なのであります。

 

そんな中一番印象に残っているのが、

幸せの反対は退行欲求である

ということです。

人の悩みの本質は、成長欲求と退行欲求のぶつかりあいなのだそうです。

成長することは人にとっての幸福です。

しかし、成長することにはリスクや不安を伴います。

そのリスクや不安を感じたくないから、

「今のままでいい」(退行欲求)ということになるのだそうです。

よく、苦しみや悲しみがないことを幸福の反対と言いますが、

苦しみと悲しみは生まれてきた以上避けられない。

幸せの反対は退行欲求ということなのです。

 

目からうろこが落ちました。

人生、生きていれば、

天災とか、別れとか、望まないできごとにより、

どうしても苦しみや悲しみを味わいます。

湧き上がってくる感情は消せませんし、感情に良い悪いもありません。

人はそれを幸せの反対と捉えがちですが、

不幸の本質は、

退行欲求に負け、成長する喜びを放棄することである。

私はそう捉えました。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子