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順位の意味

運動会のかけっこで順位を付けるか、付けないか?

現代ある議論なのだそうです。

私の子供の頃(40年前)は、順位を付けることは当たり前で、

こういった議論が世の中でもてはやされるようになったのは、

わりと最近のことと感じております。

「常識を見直す」という観点において、

こういった議論がされること自体には好意的に感じるのであります。

 

確かに、かけっこが苦手な子は、

順位を付けられることで嫌な思いをしたり、

傷ついたりするので、

順位を無くすことで、それが軽減されるメリットはあると想います。

でも、かけっこが得意な子にとっては、

自分が頑張れる場所、活躍できる機会が減ってしまう、

というデメリットもあるのではないでしょうか?

 

私は、順位を付けるか?付けないか?

論点をそこではなく、

そもそも、かけっこが苦手な子が、

どべっけつでも、

恥ずかしい想いをしたり、

傷ついたりしない環境を創ることの方に、

変えてみたらどうかと想うのです。

例えば、

順位を付ける目的はあくまでも現状把握であって、

他人と比較し、優劣を決めるためではないことを伝えたり、

例えば

どんなに、できない自分、ダメな自分でも、

お互いがお互いを丸ごと受け入れる(自己受容と他者受容)教育をしたり、

例えば、

常日頃から、自己受容の醸成を促すようにしていれば、

かけっこが苦手な自分に劣等感を感じずに、

単に特性や個性として受けいられるのではないか?

と想うのです。

 

こういう学校であれば、親は子供を通わせたくなるのではないかな~と、

個人的には思うのであります。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子