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2024年5月9日

与えたければ、受け取ることも大事。

10年位前の私は、自己卑下が強く、

心身ともにいっぱいいっぱい(キャパオーバー)で、

実際に体調も良くなかったため、

子育ても、仕事も、家事も、

やらなきゃいけないからやってるというスタンスでした。

 

メンターと出会い、

セルフマネジメントの重要性に気付き、

それに意識を向け始めるようになって約9年が経ちました。

最初は、疲弊しきった自分を癒し、

本来の自分を取り戻すことに精一杯でしたが、

自分の心身に余裕が出来てくるよになってきてからは、

このゆとりを、誰かのためにも使いたいという気持ちが、

次第に強くなり、その想いは今もなお増え続けています。

そこで、自分に投げかけていた質問が、

どうしたら与えられるか?

どうしたら与える機会を増やせるか?

といった、与えることにフォーカスした質問ばかりでした。

しかし、受け取ることも大事なんだな、

むしろ、先に受け取ることの方が大事なのかもしれない。

とここ最近想うようになりました。

そのきっかけが、先日から、何度もこちらのブログに記載している、

足の骨折治療です。

 

私は今、松葉杖生活なので、

今までできていたことが出来なかったり、

出来たとしても、5倍くらい時間がかかることもあります。

そんな中、周囲の人の支援を受ける機会がとってもあります。

最初は、申し訳ない気がしていましたが、

してもらったことに対して、「ありがとう」と伝えると、

相手の方は嬉しそうな顔をしてくださるので、

「困っている人に何かしてあげられてうれしい!」

という気持ちを、相手に与えているんだなということに気付きました。

そして、

与えたものが返ってくる「因果応報」という言葉にあるように、

きっと私も、「困っている人に何かしてあげられてうれしい!」

と想えるような機会が沢山返ってくるに違いないという考えに至ったのです。

 

こんな出来事がありました。

先日、30年来、お世話になっている方から、

「足の具合どう?」と連絡がありました。

会話の成り行きで、何の気なしに、

「庭の草取りが出来なくって・・・」と漏らしてしまいました。

するとその方、

「私が行って草取りしてあげる!」と言って、

今日実際に来て、きれいに草取りをし、

除草剤まで散布して行ってくださいました。

取った草も、持ち帰って処分してくださるとのことでした。

時間にして2時間以上です。

移動の時間も入れれば3時間以上です。

もう、ありがたくて、ありがたくて、

何度ありがとうと言っても足りないくらい、

感謝の気持ちがあふれ出てきました。

 

最初「草取りしてあげる」というお申し出があったとき、

さすがに申し訳ない気持ちの方が勝ってしまって、

何度かお断りしました。

しかし、その方があまりにも熱心におっしゃってくださるので、

受け取ろうという気持ちになりました。

この方は、

私の役に立ちたい!とここまでストレートにおっしゃってくださっているのに、

私が受け取らなければ、その気持ちを無にしてしまうことになる。と・・・

 

こんなに、大きくて、純粋な気持ちを受け取ったのだから、

きっと私にも、これから先、与えるチャンスが巡ってくると信じています。

 

Kさん。本当に本当にありがとうございました。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子